フッ素コーティング

フッ素コーティングの持つ特性

特徴

フッ素樹脂コーティングは薬品に対する耐食性や非粘着性、離型性などの優れた特性を有しております。
この特性を生かし、薬液などからの基材の保護や内容物を加熱(耐熱性)したりスムーズに排出する(すべり性)などの用途に使用されます。

注意点

フッ素樹脂コーティングにはピンホールが存在します。
また、約400℃程度の熱で焼成をするため母材が変色する可能性があります。

完成品のご紹介

フッ素コーティングは、他の樹脂コーティングでは得ることのできない優れた物性を有しており、以下の様なユニークな特性を持つ塗膜を実現することが出来ます。
■非粘着性
ほとんどの物はフッ素コーティングに固着しません。非常に薄いコーティング被膜でも非粘着性を示します。ただしエポキシ樹脂金型の離型用など、厳しい非粘着性を要求されるところや、粘度の低い粘体に対する非粘着性を得るためには、ピンホール発生の少ないフッ素FEP系、PFA系の塗膜を使う必要があります。
■耐熱性
フッ素PTFE系、 PFA系及びPTFE/PFA複合系は耐熱性の他、 低温特性に優れ、 短時間なら300℃まで、一般的には260℃から-240℃まで広範囲にわたり使用できます。フッ素FEP系は204℃まで連続使用が可能です。
■すべり性
フッ素コーティングは非常に低い摩擦係数を持っています。荷重、摺動により摩擦係数は変化しますが、一般に0.05~0.15の間の値を示します。
■電気特性
フッ素はあらゆるプラスチックのうちで最も優れた電気的性質を持っています。フッ素の電気絶縁性や誘電損失の少なさ、耐アーク性などはフッ素の耐熱性を考えると電子部品として非常に興味のあるものです。フッ素FEP系やPFA系及び変性塗料系は電気的用途に適しています。ただし、ピンホールが発生しないよう注意して塗膜を形成させねばなりません。
■耐摩耗性
フッ素変性塗料系は、 フッ素の持つすべり性と有機バインダー樹脂による向上した被膜強度を兼ね備えることにより、荷重の高い摩耗に対しても優れた耐摩耗性を示します。複写機定着ロールや練りロール、 また調理器具など適度の荷重がかかる摩耗に対してはフッ素PTFE/PFA複合系を用いることにより、耐摩耗性と非粘着性の両方に優れた被膜が得られます。
■耐薬品性
フッ素はほとんどの薬品に侵されることはありませんが、コーティングの場合被膜が薄いとピンホールが発生しやすいため、膜厚を厚くする必要があります。また浸透性の強い薬品に使用するときには、その浸透力も考慮しなければなりません。耐蝕用としては、フッ素FEP系、PFA系の厚い被膜が適しており、一部の薬品に対しては変性塗料系も使用できます。フッ素PTFE系はピンホールの発生が避られず、耐蝕用として適当ではありません。
■非濡性
フッ素コーティングの表面は油も水もはじき、工業的操作で用いられるほとんどの溶液によって濡れることがなく、また汚れにくくなります。汚れた場合でも簡単に清掃することができるので、「休止時間」が減少し、省力化・高能率化が期待できます。
button
お問合せこちらまで
メールでのお問い合せはこちら